【お客という名の友人を作ること】


『肉は肥らない』という、なんとも小説がかった台詞を鵜呑みにしたあたくしは、家から数百メートル離れた所にあるハンバーグレストランのドアをノックすることとなった。


そこにはハンバーグの量、100グラムと150グラムどちらかが選べるようになっとるのだが、本当のことを言うと300グラムが好きなのである。


あの300グラムのハンバーグを『ぺったんぺったん』出来るほどの手のひらが大きいスタッフさんは誰なんだろう?とか、300グラムがメニューから消えた時に、『あぁ、なるほど‥手の大きいスタッフさんが辞めちゃったんだな。』なんて想像しながら食べるのがすきだ。


食べ終わり、レジの前に行くと一生懸命財布の中に手を突っ込み『ゴソゴソ』している大人と、その後ろで、当たり前のような顔をしている若人の家族が詰まっていたので、レジ背後の壁に描かれた詩を読んだ。

以下、コピーアンドペーストーーーーーーーー

小さな店であることを

恥じることはないよ

その

小さなあなたの店に

人の心の美しさを

一杯に満たそうよ



商売とは

人の心の美しさを

出し尽くす業(なりわい)

あなたの

商人の姿に

前だれをかけた

み仏をみたい



商売の道は人間の誠実を尽す道でありたい。

-店のつくりで

蛍光灯

アーケード

お店をひきつけようとする前に

私の店は正直な店ですと

唯この一言を

天地に恥じず云い切れる商売をしようよ。

-商品の豊富さを誇る前に

値段の安さで呼びかける前に

一つ一つの商品に

あなたの実印を捺して差し上げたい。



私の生涯の願いは

タッタ一人でよい

この店は

私にとっては

だいじな店ですと

いって下さる

お客という名の

友人をつくること




岡田徹さんという、もう亡くなられた方の詩が今日のあたくしに良く響く。
 
さて、今日はだれと笑い飛ばせるのであろか?


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