昨晩は、真夜中なのに御満席頂きましてありがとうございます。
ゴータバーは早い時間空いているのですが夜中になるにつれて満席になって行きます
「あぁぁ…明日も仕事ダァ」と叫びながら皆で呑むんです。
不思議なことに、翌日休みのお客様がご来店される確率はかなり低いです。どんだけ会社キライやねんっwと突っ込みながら僕は皆のお酒を作るのが大好きだ。
お店の営業は夜中の3時まで。
徐々にお客様も1人帰り、もう1人帰り…
最後の3人ぐらいになった頃、うなだれていたお客さんが重い口を開いた。
※写真と文章の関係性はございません
実は…
と、最近失った恋について語り出した。
言葉を吐くと同時に僕はウィスキーのボトルをお客のグラスに何度も倒した。
僕は恋愛のことはよくわからないが、こう言う時は話を聞いてあげる事と、一緒にいてあげる事が大事だと思って、閉店時間をとうに回っていたけれども、音楽と灯は消さなかった。
僕は、とっさに提案した。
そうだ、駅前に朝5時までやってるバーがあるから、そこに飲みに行こうよ。と誘った。
「おれ、店を片付けたらすぐ行くから先行っててくれ。」
時間は4時を回っていた。
そこのバーは、「いつもの」と頼むと出てくるような顔見知りだ。
しかし、ここに初めて来た時からジョークで「いつもの」と頼んでいたような気がする。
そう、酔えればなんでもいいのだ。
味わっているんじゃない。
酔いに来ているんだ。
話は脱線したが、失恋したお客の話の続きに耳を貸そうとするのだが
芸人志望の若人が真横でネタ披露。
やんや、やんや、そのネタも付きた頃、ふと横を見ると
寝てやがる
…
眠たかったのだろう。
そうかそうか。
どんな辛い時も、夢の中だけは忘れていられるもんな。